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犬の引っ張りと犬具について

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 今週の月曜日、引っ張りが主訴のラブラドールレトリーバーのトレーニングに行ってきました。

気になったところ、好きな方に行きたくて急に引っ張ってしまい、しばしばリードを持っている人を転ばせてしまうというお悩みでした。


 大型犬の引っ張り行動の矯正に使われる犬具として耳にすることがあるのがチョークチェーンやスリップリードです。犬が引っ張ろうと強いたときにリードを引いて抑制しながら引っ張る行動を矯正するために使われたりします。

 愛犬の引っ張りでお悩みの飼い主さんからのご相談に、このチョークチェーンやスリップリードを勧める訓練所やトレーナーさんもいるようです。

 これらの犬具は使い方に注意が必要で、力任せに使ってしまったり、ただ引いて動きを抑えようとするだけでは効果は望めませんし、犬も引っ張りますので、そのままでは首を痛めてしまう危険があります。


 私は引っ張りの強い子にはこれらの犬具は使わず、むしろハーネスを選ぶことがあります。

 ハーネスでも強く引くワンの場合は胸を圧迫することがありますが、首輪で首を圧迫するよりは苦痛は少ないように思うからです。ましてやチョークチェーンやスリップリードよりはずっと安心して使えます。

 引っ張りの矯正の仕方ですが、私の場合は主にアイコンタクトと手を追わせるハンドターゲット、そしてヒールウォークを教えています。

 これらを教えて、リードを持つ人を意識して歩かせることで引っ張らずに歩けるようにする方法を使っています。



 添付している動画は、依頼のあったワンですが、ハーネスでトレーニングをしています。

 基礎トレーニングを含め、トレーニングを重ねてきた甲斐があり、だいぶ上手に歩けるようになってきました。

 飼い主さんからも「ずいぶんと散歩が楽に出来るようになった」と喜んでいただいています。


 アイコンタクトをとりながらヒールウォークが出来れば、チョークチェーンやスリップリードを使わなくても引っ張りは治すことが出来ると思います。

 

 

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動物取扱業登録番号 船橋市動愛指令第1037号,第1036号 訓練 第16-4-3号 保管 第16-2-10号  登録年月日:平成28年12月20日 有効期間の末日 令和8年12月19日

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